トラックボール型のマウスは親指のみでカーソルを移動させるので、手首の負担が通常のマウスと比べて軽いと言われています。
しかし、ふつうのマウスとは違って定期的なボールのお手入れが必要です。
そこで!トラックボーラー歴5年のエンジニアがおすすめのトラックボール清掃方法をご紹介します!
今回は具体例として、Logicool MX ergoを掃除していきます。
トラックボールが生き返る清掃方法
用意するもの
クリーニングクロス(メガネ拭き)
メガネの付属品としてついてくるクリーニングクロスを使用します。
サイズ的にもメガネ用のクロスで十分ボールを清掃可能です!
もし清掃用に新しく買うのであれば、ダイソーなどの100均で購入するか、Amazonで購入できる以下のようなクロスがおすすめです。
古いTシャツなどを四角く切り抜いて掃除用クロスにするのはおすすめしません!
細かい繊維などがボールにつくと、滑りが悪くなってしまうことがあるためです。
ボナンザスプレー
これがボールの滑りを維持するポイントとなる薬剤、ボナンザスプレーです!
主な用途は釣り具のメンテナンス用途。
これを塗布すると表面をツルツルにして摩擦を下げ、撥水性を高めるという効果があります。
つまり、コーティング剤ですね。
油脂系のメンテナンス剤とは異なり、手もベタベタになりませんので安心です。
ティッシュ
ティッシュはトラックボールマウス本体側の清掃に使用します。
トラックボールを抜いた後の穴(ホール)にたまったホコリはティッシュだとよく取れるので、1〜2枚程度お掃除の前に準備しましょう。
トラックボールマウスの清掃手順
今回は私が愛用しているLogicool MX ergoの清掃を例としてご紹介します!
1.トラックボールの取り出し
トラックボールマウス本体を裏返し、ボールの真下にある穴にエンピツ程度の太さの棒を入れて、ボールを押し出します。
MX ergo以外の機種でも、ボール排出用の穴は同じ場所にあります。
2.ボールにボナンザスプレーを塗布して、クロスで乾拭き
ボナンザスプレーをよく振ってから、
このように吹き付けて、
あとはひたすらクロスで乾拭きします!
ポイントは必ず乾拭きすること。
濡れたクロスで乾拭きすると、コーティングが上手くいかないので注意してください。
ボナンザスプレーの薬剤がしっかり乾くまで乾拭きすると、コーティングがうまくいきます。
3.本体側の清掃
最後に、ボールを収めている穴(ホール)をティッシュで清掃します。
特に、ボールを受ける部分はこんな感じでホコリがたまります。
ティッシュでなでるようにして拭きましょう。
力を入れるとほこりが本体側のスキマに入ってしまうので、やさしく拭くようにしてください。
ティッシュだけでもキレイになります。ほこりがボール受け部に乗っているだけなので、濡れ拭きは必要ありません。
ボールを本体に戻したら完成!
これで本体とボールが綺麗になりました!
装着したてはすこし滑りが悪いので、手のひらや指を使って思い切りボールを回して馴染ませてください。
馴染ませたら、コーティングの効果でボールがスルスルと回転するようになるはずです!
2週間程度で滑りが悪くなってきた時は、だいたいボールを受ける部分にホコリが詰まってきています。
その時は、手のひらで思い切りボールを回しましょう!ボールの滑りがある程度復活するはずです。
まとめ
一度清掃すれば、少なくとも1ヶ月は掃除しなくて済みますよ。
ボナンザスプレーは高いですが、トラックボールの掃除専用なら1本で2年以上使えるので、トラックボールが初めての方は同時購入することをおススメします!
最後に、トラックボールの清掃で検索するとよく出てくる鼻脂を塗る方法ですが、私はおすすめしません。
理由は、本体側のほこりと脂が絡まって取りづらい汚れになってしまい、本体に汚れがたまりやすく掃除しにくくなってしまうためです。
衛生的ではない方法でもあるので、やめた方がよいでしょう。
トラックボールはカンタンなメンテナンスで、買った当時のボールすべりを維持できるデバイスです。
マウスの腱鞘炎に悩んでいる方には、ベストな入力デバイスだと思います!
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