MX Ergoってトラックボールが超いいらしいね!
(Amazon見る)
高っっっっ!!
1万円以上もマウスに出せないよ・・・
トラックボーラー歴5年の私が考える最強のトラックボールマウスであるMX Ergoですが、お値段も最強クラスです。
そんなあなたにMX Ergoに似た使い心地のトラックボールマウスがこちら!
このPERIMICE-720はなんと、¥5,000を切る価格を実現しています。
MX Ergoの下位機種であるロジクール・M575よりも¥1,300ほどさらに安い価格になっていますね。
実際に買ってしばらく使用してみましたが、MX Ergoと比べて同レベルと思う点と劣っている点がありました。
今回はそんなPerimice-720の使用感をレビューします!
トラックボールPERIMICE-720の使用レビュー
PERIXXはどんなメーカー?
PERIXX(ペリックス)はドイツに本社があるマウスやキーボードの老舗メーカー。
昔からエルゴノミクス系キーボードやマウスの製品が多く、トラックボール製品も充実しています。
2019年に日本正規代理店ができましたが、アマゾンからでも安価に購入できます。
また、英語配列キーボードがとんでもなく充実しているためのでエンジニア業界では密かに有名なメーカーでもあります。
メールを英語で書くとき、プログラムを書くときは日本語配列よりも英語配列の方が楽なんです。
最近になって、こんなカワイイ系メカニカルキーボードも出すようになりました。
ピンクだけじゃなくてネイビーとかグレー系の色もあったら買ってたかも。
PERIMICE-720開封!
こちらが今回Amazonで購入したPERIMICE-720!
ペリックス製品をAmazonで購入すると、だいたい箱には擦りキズがついているのはご愛嬌です。
箱は手前が磁石でくっついていて、中身を確認できます。デフォルトで付属するボールは紫色です。
PERIMICE-720の詳細スペック
ボタンは左右クリックに加えてホイール押し込みによる中央ボタン、
ホイール下のMission Controlボタン、左クリック横に戻る進むボタンがあります。
製品裏面には、電源ボタン兼2.4GHz通信接続(付属のドングルによる通信)とBluetooth通信を切り替える横方向スイッチ。
また、600dpi/1600dpiを切り替える縦方向のDPIスイッチがあります。
ボール径は34mm。ロジクールのMX ErgoやM575などの親指ボール操作トラックボールマウスと互換性があるボール径ですね。
電源は単4の乾電池2本で、製品裏に蓋があるので外して取り付けます。
バッテリー内蔵型のマウスはバッテリーが劣化するとマウスが使えなくなるため、気になる方には電池電源はいいかも。
乾電池を入れる場所の隣には2.4GHz USBドングルの収納場所があります。これが地味にありがたい。
使用感レビュー
まずはファーストインプレッション!
PERIMICE-720に手を乗せてみると、
とにかくデカい。
私の手は普通の男性に比べて少し大きい程度なのですが、それでもMX Ergoに比べて左クリックが少し遠い印象があります。
クリックは普通にできるのですが、ロジクールのM575を使い慣れている方はだいぶ大きいので違和感があるかもしれません。
MX Ergoを使っている人にとっては、許容できるサイズ感だと思います。
ボールの転がり具合は、ボールと本体側支持球の間に多少の隙間を感じます。いわゆるボールが「ごろごろ」する感じ。
とはいえ、作業に集中すれば気にならないレベルなので廉価版MX Ergoと考えれば許容レベルです。
PERIMICE-720のメリット
1.MX Ergoに近い使用感
ロジクールのM575は名機すぎて形状が似ているトラックボールマウスが他社から多く出ていますが、
MX Ergoはその価格もあるのか、同じ形状の他社製品はないようです。
本体を動かすタイプのマウスと違って、トラックボールマウスはほとんど各メーカー独自のデザインになっています。
特にケンジントン(Kensington)のトラックボールとかかなり独自路線を歩いていますよね。熱烈な固定ファンがいるのは結構有名でしょう。
そんな製品が多い中でPERIMICE-720はMX Ergoで角度をつけた状態の使用感に近く、私は違和感なく移行できました!
2.低価格
トラックボールのほとんどは¥3,000以上の価格帯です。
戻る・進むなど複数のボタンやDPIの調整スイッチが付いていると、さらに高くなります。
しかし!戻る進むボタン・チルトホイール・DPI調整という私が求めている機能をすべて満たしていて、約¥5,000の価格は破格です。
ペリックスはコスパに優れた製品が多いので、試しに使ってみるか!という感覚で購入しやすいのが魅力ですね。
3.軽い
PERIMICE-720は重さが134gで、MX Ergoの重さ262gの約半分。
外部ディスプレイから外してPCを会議室に持ち出すとき、PERIMICE-720は一緒に持っていける重さです!
対して、MX Ergoはかなりずっしりくるので社内でPCと一緒に持ち歩くのはちょっとためらう重さです。
iPhone 14 Pro MAX以上の重さなので、MX Ergoはかなり重みを感じます。
自宅で据え置きで使う分には安定感があってちょうどいいですが、MX Ergoは持ち歩きには不向きです。
PERIMICE-720のデメリット
1.ボールの回転がイマイチ
MX Ergoに慣れきっているせいか、ボールの座りがイマイチな感覚があります。
上からボールをつまんで外せるので、ボール周りは本体側支持球とボールの取り付け口でトラックボールを緩めにホールドしている感じ。
これはMX Ergoのボールのフィット感が良すぎるせいもありますね。
MX Ergoの場合はボールのフィット感が良すぎてボール裏側の穴にペンなどを入れないと外せないので、ボールのメンテナンス性はPERIMICE-720の方がいいです。
2.オプションの角度調整台をつけると使いにくい
PERIMICE-720には10°と20°の調整台が付属しています。
調整台の素材はプラスチックで軽く、マグネットで装着できるので着脱はカンタン。
写真右側のマウスがPERIMICE-720に10°の調整台を装着した状態、左側がMX Ergoを20°に角度調整した状態です。
写真の通り、ボール高さをMX Ergoと同じにしたいときは、10°の調整台を使うことになります。
しかし、PERIMICE-720の調整台は手前側まで厚みがあるのでトラックボールマウスに手を乗せると手首が机から浮きます。
つまり、手首を置いた状態でトラックボールを操作したい場合は厚みのあるリストレストを使う必要があります。
調整台を使わなければ、リストレストなしでも机上に手首をおいてトラックボールを操作できます。
ちなみにこちらが20°の調整台を使った場合の写真です。
これを持った時の印象としては、「とにかくボール位置が高すぎる・・・」でした。
手首が完全に浮くので、マウス用リストレストを普段使いしている人はちょうどいいかもしれません。
まとめ
PERIMICE-720は大まかにはMX Ergoと似た性能・形状なので、サブ機としてはコストパフォーマンスに優れた製品です!
ただし、PERIMICE-720はボールの操作性や細かな使用感ではMX Ergoには劣るようです。
私の会社では1台のWindows PCを使う設計作業が中心なので、調整台無しでPERIMICE-720を使っています。
メインでMX Ergoを使っている人には、持ち歩く場所で使えるサブ機としてPERIMICE-720はちょうどいいトラックボールマウスです!
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